SAMURAI

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秋月氏


三つ撫子 輪違いに唐花


 秋月氏は大蔵氏の一族と伝えられている。
秋月氏は代々「種」を通字としたが、これは大蔵氏の通字「種」である。
また、秋月氏の他にも原田・高橋・三原・田尻氏は大蔵春実を祖とする。
 大蔵氏は中国の皇帝 漢高祖(劉邦)の子孫で後漢霊帝の曾孫にあたる阿知使主(あちのおみ)が
魏の乱から逃れるために子の都賀使主(つがのおみ)と共に日本へ渡り帰化し、
五代 掬(つか)が雄略天皇の時に大蔵姓を授けられたことにはじまる。
 阿知使主から十四代 大蔵春実は天慶四(941)年、朱雀天皇より錦の御旗及び天国の短刀を賜り
小野好古らと共に藤原純友の乱を平定。
その勲功により征西将軍に任じられ、筑前国三笠郡原田に居を定め原田を称した。
因みに朱雀天皇より賜った御旗に大和撫子の紋があったことから撫子を家紋としたという。
 それからまた八代目の原田種直の弟 種雄は武田有義の謀反を鎌倉幕府に知らせた恩賞として、
建仁三(1203)年、二代将軍 源頼家より筑前国夜須郡秋月の荘を拝領。以来、秋月種雄と名を改めた。
種雄は古処山城を築き、これを本城とした。
秋月氏 家系図



≪参考文献≫

「高鍋藩史話」
「筑前城下町 秋月を往く」

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